小学3年生までは、何故保護者も一機作るの??

表題、ここ最近一番多い問い合わせです。
チラシを読んで、何でだろ?と思った方、ご一読ください。


細かい作業もあり、誰かの力を借りる必要があることや
説明書を一人で読み取れない可能性があります。
そのため、小学3年生までの参加は、保護者1機、子どもさん1機の製作とさせていただいております。

「子どもと一緒に作りますので、1機で大丈夫です」という声が聞こえてきそうですが
私たちのロケット教室では、それをしておりません。

なぜなら、「作ったことのない人は教えられないから」です。
また、私たちは、「教える」ことをしないロケット教室です。

ロケット製作における大切にしたいプロセスがあるのです。

●困ったら、まずは説明書をみて、自分で考えてみる
       ⇩
●周りをみる、見本のロケットを見る、触る
       ⇩
●何が困っているのかロケットを作ったことのある人にヘルプを出す

この一連のプロセスを大切にすることをモットーにしております。

親子で1機作ると
「子どもの自分でできた!」の気持ちを感じられないまま
「おうちの人に協力してもらってできた」の体験になってしまいます。

作ったことのない人は、どうしても、どうしても
口と手を余分に出してしまいます。
しまいには「なんでわからんの?」「なんでできんの?」
「見たらわかるだろ」「はぁー(ため息)」などそんな反応を子どもへ伝えてしまいがちです。
そんなことが積み重なってくると、子どもの中にあったワクワクした気持ちがどんどん失われていきます。
ワクワクして参加したロケット製作と打ち上げが
つまらなかったな。ガミガミ言われたな。自分でできんかったな。
そんな気持ちで終わらせたくありません。

そうならないためにも、小学3年生までは保護者1機、子どもさん1機での
製作と打ち上げにしております。

どきどきしながら作るロケット。
わからないことがあったら、隣で同じものを作っているお家の人がいたら
子どもたちも安心しながら、横目で見たり、聞いたりできると思います。

困ったことを自分で伝えて作ったロケットは
保護者の人やスタッフに手伝ってもらったからできた!という経験よりも
一人でできた!の経験になります。

困ったことは、自分で声をあげてみることって大切だよ。ってことも
ここで、経験できるチャンスだと思っています。

結果とプロセス、どちらも大切にして
「困った!だから、どうしたらいい?」そんなことも大切にしながら
一人で作ったロケットを飛ばすことを大事にしたいと考えております。

小学3年生までの子どもさんと保護者の方には
その経験も含めて、ロケット教室に参加してもらいたいことも大切にしております。
子どもが作るロケットを手伝うではなく、子ども1機、保護者1機ずつの製作にしております。


子どもさんのやりたい!わくわくしている世界を
共に感じて、一緒に空を見上げましょう!